フケは、古くなった皮膚がはがれ落ちたものです。
愛犬の被毛や皮膚に白い粉状のものがあったら、それはフケかもしれません。
健康な子でも常にフケは作られているのですが皮膚の状態が健康な場合、作られるフケの量は多くなくほとんど見えないためフケとして認識されないのです。
つまりフケが目立つということは、何らかの原因があり犬の皮膚に異常がおこっているので環境改善したり病院で治療したりしなければいけません。
フケが目立つ理由
常に生まれ代わりを繰り返している表皮が、生まれ変わる際に必要なくなった古い細胞を捨てて新しい細胞が表皮上に出てくる新陳代謝のことをターンオーバーと言います。
つまりターンオーバーとは「肌の生まれ変わり」です。
犬のターンオーバーは通常21日のサイクルと言われています。
このサイクルが何らかの原因で早くなると「異常角化」が起り、細菌によって処理できる量以上のフケが出るため、フケが目立つようになるのです。
その原因理由は主に4つあります。
皮膚疾患
アレルギー(食べ物や花粉、ホコリ、カビ)や細菌、真菌、寄生虫感染(ダニやカビ)、などによる皮膚炎でフケが増えることもあります。
治すには獣医の指導に従い薬を与えたり、処方されたシャンプーなどで清潔に保つことを心がけましょう。
肌の乾燥
寒い季節は空気が乾燥しがちです。そしてエアコンやストーブの影響で室内はもっと乾燥しています。寒くなって来た時にフケが多くなっていたら、犬の肌が乾燥に負けている証拠です。
犬にとっての適湿は50%~60%です。
加湿をしたり肌を保湿ケアをしてあげましょう。
シャンプーの影響
シャンプーの影響によってもフケが多くなることがあります。特にシャンプー後2,3日以内にフケが増えてくる場合はシャンプーが原因でフケが増えている可能性が高いです。
犬の肌質に合うシャンプーを選ばないとフケを増やす原因になってしまいます。
これは人間でも起こったりしますよね?
シャンプー後のフケが気になる場合は、低刺激シャンプーをおススメします。
また
・ゆすぎをしっかりしないでシャンプーなどが残っている
・汚れを取るためにシャンプーの原液が濃かったり、ごしごし洗ったりしている
などほかに原因がある場合もありますので正しいシャンプーが出来ているか確認しましょう。
ストレス
環境の大きな変化があった場合ストレスがフケの原因になっているかもしれません。
また瞬間的に強いストレスを受けた場合、フケを伴って脱毛する場合があります。
たくさん遊んであげる時間を持ち、ストレス発散してあげましょう!
まとめ
定期的にブラッシングをして肌の状態をチェックし、清潔を保つのが大事です。
様々な原因があるフケですが、その理由によって治療方法・予防方法は変わります。
放置しておくと皮膚病がひどくなることもあるので、フケが多くて改善しない場合は獣医師に診断してもらいましょう。
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